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会話集/MAP02 山賊討伐

オープニング

フォーカス・民家D
【おじいさん】
ジュリアさん、本当に大丈夫かの?
【ジュリア】
ええ、なんとかやってみます

村の人たちには親切にしてもらったし
シスターエンテには命を救われました
せめて私にできることで
ご恩返しをしたいのです
【おじいさん】
そうか……決心は固いようじゃの
ならばこの必殺の剣をお持ちくだされ
【ジュリア】
これは?
……キルブレード!
このような高価なものを私に!?
【おじいさん】
旅の商人が置いていったものじゃが
この村には扱えるものがおらぬ
ジュリアさんなら使えるじゃろ
【ジュリア】
はい、この剣さえあれば
山賊など敵ではありません!
フォーカス・エンテ&バーツ
【バーツ】
シスター、大丈夫か?
【エンテ】
は……はい……
【バーツ】
だけどシスター
お人よしにもほどがあるぜ
いくら病気で困っているからと言って
山賊のアジトまで一人で行くなんて
まったく無茶な話だぜ
【エンテ】
あの方は本当に危なかったのです
もう少し遅ければ
命を失っているところでした
【バーツ】
だけどさ
元気になったら急に態度を変えて
シスターを牢に閉じ込めたわけだろ
あのヤーザムのやりそうなことだ
【エンテ】
ヤーザム?……
【バーツ】
トーラス山賊のボスさ
シスターが救ったのは
数ある山賊の中でも
一番下劣で残虐な男なんだ
【エンテ】
ごめんなさい……
でも……
【バーツ】
ああ、わかってるさ
困っている者がいたら
まずは助けよというのが
エーゼンバッハ師の教えなんだろ

えっと……
確かマルス神殿の大神官だったよな
【エンテ】
はい、そして水を司る神
マルスの教えでもあります
【バーツ】
ふーん……
でもシスターは偉いよなぁ

俺の妹と同じくらいの歳なのに
あいつとはぜんぜん違う
しっかりしてるというか……
たくましいというか……

何も恐れず、何も求めず……
一体どうしたらそんなに強くなれるんだ?
【エンテ】
私は強くなんてありません!!
私は……ただ……
【バーツ】
あっ、ごめん!
オレ、なんか
ヘンなこと言っちゃったかな……
【エンテ】
あ……いえ……
なんでもありません
【バーツ】
そうか、ならいいんだけど

やべぇ
のんきに話している場合じゃないぜ
山賊どもが追ってきやがった

シスターはオレの後ろに隠れていろ
ここは一本道だ
下手に動くと囲まれちまう!
フォーカス・リュナン
【ラフィン】
公子、南に見えるのがトーラス村だ
山賊たちのアジトは西の方角にある
【リュナン】
それで開拓村の様子は?
【ラフィン】
今はまだ無事のようだ
【リュナン】
どうしてわかるんだ?
【ラフィン】
奴らは略奪してから火をつける
襲った村には何一つ残さないのが
トーラス山賊のやり方だ
【リュナン】
酷い奴らだな……
僕たちも遠慮はいらないという事か
【ラフィン】
無論だ
彼らには相応の報いを与える
目には目を、歯には歯をだ
【リュナン】
大人しく降伏しても殺すのか?
【ラフィン】
俺たちが許しても村人は承知しない
家を焼かれ、親兄弟を殺されて
ごめんなさいではすまないだろう

奴らも
捕まるば殺されるとわかっているから
絶対に降伏はしない
【リュナン】
泥沼だな……
【ラフィン】
公子、このあたりは豊かな中原ではない
辺境の人々の暮らしは過酷だ
食べるものが無くなれば
男は妻子を養うために山賊になる
襲われた村の男たちもまた山賊になる
【リュナン】
その連鎖を断ち切るためにも
村は守れということか……

よし、まずは足の速い騎兵を村に送る
アジトに向かうのはその後だ

アーキス⇔エステル

フォーカス・アーキス&エステル
【アーキス】
おい、俺がガードしてやろうか
あんたの細腕じゃ槍も扱えないだろ
【エステル】
大きなお世話よ
あなたも新米のくせに
人の事をかまっていられるの
【アーキス】
ふっ、これはとんだじゃじゃ馬だ
だが、気に入ったぜ

俺はラゼリアのアーキスだ
あんたの名前は?
【エステル】
あのクールな公子の下にも
あなたのようなノーテンキな人がいるのね
それで名前を聞いてどうするつもりなの?
くどき文句なら間に合ってるわよ
【アーキス】
ははは、おかしな奴だな
戦友なら名前を聞くのは当たり前だろ
俺は確かに新米だが
戦場に出るのはこれで17回目だ
戦死した仲間は百人を越えるが
俺はそいつらの名前を全部覚えているぜ
生死を分かち合った仲間だからな
だが、あんたが嫌なら無理には聞かない
俺も覚える手間が省けるってもんだ
【エステル】
百人……
【アーキス】
どうした、顔色が悪いぜ
まさか震えているんじゃないだろうな
【エステル】
な、何で私が……
まあ、いいわ、教えてあげる
私はヴェルジェの領主の娘、エステル
でも、あなたに覚えてもらう必要はないわ
【アーキス】
エステル……可愛い名前だ
しっかりと覚えておくぜ
じゃあな、また会おうぜ、エステル
【エステル】
……

リュナン⇔エンテ

フォーカス・リュナン&エンテ
【リュナン】
君が囚われのシスターなのか?
【エンテ】
あっ……あなたは……
【リュナン】
我々はヴェルジェ砦から
山賊討伐のためにやってきた
シスター、村の人たちが心配している
戻ったほうがいい
【エンテ】
は、はい……
【リュナン】
シスター?
どうしたんだ
【エンテ】
あ……いえ……
でもどうしてラゼリアから……
【リュナン】
えっ?
【エンテ】
いえ……なんでもありません
私は村に戻ります
ありがとう……リュナン様……

リュナン⇔ジュリア

フォーカス・リュナン&ジュリア
【リュナン】
君は傭兵か?
村に雇われたのか
【ジュリア】
確かに傭兵だけど
貧しい人からお金はもらわない
世話になったから、お手伝いをしてるだけ
【リュナン】
そうか……
君のおかげで村も助かったようだな
僕からも礼を言う
【ジュリア】
あなたはヴェルジェの騎士なの
今ごろやってくるなんて、のんきなものね
【リュナン】
……
【ジュリア】
村の人たちを守るのは
あなたたちの仕事でしょう

税だけを取っておいて
こんなときに役に立たないなら
騎士なんていないほうがましだわ!
【リュナン】
すまない、確かに君の言うとおりだ
村の人たちには迷惑をかけてしまった
【ジュリア】
ふーん……
あなたって意外にいい人みたいね

貴族なんてみんな
傲慢なヤツばかりだと思っていたけど
あなたは違うみたい
かなり高い身分みたいだけど何者?
【リュナン】
僕はラゼリア公国のリュナンだ
【ジュリア】
えっ!?……じゃ
グラナダで帝国と戦い続けたという
リュナン公子ってあなたのことなの?
ふーん……まだ生きていたのね……
【リュナン】
ああ、おかげさまでね
【ジュリア】
あらっ、怒ったの?
公子様に失礼だったかしら
ごめんなさい
【リュナン】
いいさ
君は相当な腕のようだけど
戦いは慣れているのか?
【ジュリア】
傭兵になってまだ半年にもならないわ
実戦は今日で3回目
でもね、剣は少し自信があるの

小さいときから父親に
みっちりと鍛えられたから
私の父はね……って、こんな話を
している場合じゃないわね

そうね、リュナン公子なら不足はないわ
あなたに雇われてあげる
【リュナン】
それは助かるけど、どうして?
【ジュリア】
ラゼリアに戻るのでしょう
私もラゼリアに用があるの
でも今はそれ以上言いたくないわ
【リュナン】
わかった
じゃあ傭兵として働いてくれ
【ジュリア】
ええ
食べさせてもらえるのなら
報酬はいらないわ
よろしくね、リュナン様

バーツ⇔プラム

フォーカス・バーツ&プラム
【バーツ】
プ、プラム!?
お前、どうして……
【プラム】
もうあたしだけ
家で留守番なんて、いや……
あたし、エンテ様と一緒に
マルス神殿に行きます!
【バーツ】
いいか、プラム
村の外は危険だらけなんだぞ
第一、お前には旅なんて無理だ
村へ帰ってろ!
【プラム】
……いや!
どうせお兄ちゃん
村を出てっちゃうつもりのくせに!
【バーツ】
お前……
【プラム】
お兄ちゃん、いつも言ってたもの
いつか戦場で名を上げるって
だから、いつもびくびくしてた
お兄ちゃんがあたしを残して
いつか村を出て行っちゃうって

でも、あたしだって
お兄ちゃんと同じように
自分の夢くらい持ってる!
お兄ちゃんが皆と行くなら
あたしだってエンテ様に
ついていってもいでしょう!?
【バーツ】
……わかったよ……

すまねえ、プラム
俺はお前を守ってるつもりで
留守番を押し付けて、本当は甘えていた
だけなのかもしれねえな……

民家C

【村人】
最近になって
西にある古い砦に
山賊どもが住み着いてな

あそこさえなければ
やつらも悪さは
できないだろうに

わしの秘蔵の薬をやるから
連中を追っ払ってくれんか

民家D

ジュリアで訪れた場合(バーツorエンテが訪れる前)
【おじいさん】
ジュリアさん……どうか
バーツとエンテ様をお助け下され!
ジュリアで訪れた場合(バーツorエンテが訪れた後)
【おじいさん】
おお、これはジュリアさん
エンテ様は無事、救われたようですじゃ
村の者一同を代表して
お礼を申し上げますぞ
ジュリア、バーツ、エンテ、プラム以外で訪れた場合(バーツorエンテで訪れる前)
【おじいさん】
おおっ、あなた方はヴェルジェの騎士様!
いつ来ていただけるかと
心細く思っておりましたぞ

……お願いですじゃ
山賊に囚われた、シスターエンテを
お救いくだされ!
ジュリア、バーツ、エンテ、プラム以外で訪れた場合(バーツorエンテが訪れた後)
【おじいさん】
おおっ、あなた方は
ヴェルジェの騎士様
エンテ様をお救いいただき
感謝いたしますぞ
バーツで訪れた場合
【おじいさん】
おお、無事じゃったか、バーツ!
【バーツ】
心配かけてすまねえな、じっちゃん……

俺さ、このまま村を出て
公子の軍に加わろうかと思ってるんだ
【おじいさん】
なんじゃと!?
【バーツ】
この村は確かにいい村だぜ
でもさ、もっと俺が自分を
役立てられる居場所が、公子の軍には……
いや、村の外のどこかには
あるんじゃねえかって、思うんだ
【おじいさん】
バーツ、おぬし……
【バーツ】
ま、どこにもなかったら
その時は戻ってくらぁ
だから、心配しないでくれよ
【おじいさん】
誰も心配などするものか
まったく、あきれた奴じゃ

まあよい……
この袋には金貨が入っておる
わしからの手向けじゃ、持ってゆけ
【バーツ】
ありがとよ、じっちゃん
この借りは忘れねえ
俺が成功したら
立派な墓を立ててやるからな
【おじいさん】
ばか者、早く行け!
再びバーツで訪れた場合
【おじいさん】
なに、また来たのか?
行くのならさっさと行け
このばか者!
エンテで訪れた場合
【おじいさん】
おお、エンテ様!
山賊どもに囚われたときは
どうなることかと思いましたが
ご無事でなによりですじゃ!
【エンテ】
バーツさんのおかげで
無事戻る事が出来ました
ご心配をおかけして申し訳ありません……
【おじいさん】
あんなロクデナシでも
お役に立てたのなら幸いじゃ
しかしさぞかしお疲れになられた
ことじゃろう
どうぞこの癒しの果実をお持ちくだされ
少しは身体が休まりますでな
再びエンテで訪れた場合
【おじいさん】
エンテ様がご無事で
なによりですじゃ……
プラムで訪れた場合
【おじいさん】
プラム
その旅支度は、一体……
【プラム】
ごめんなさい……
あたし、エンテ様と一緒に行きます
【おじいさん】
そうか……
やはりのぉ……
運命には逆らえぬのか……
【プラム】
えっ?……
【おじいさん】
プラム、この手鏡を持っておいき
プラムが旅立つ時がきたら
渡して欲しいと、お前の母さんから
預かっていた物だよ
【プラム】
母さんが……
【おじいさん】
ランはこの日が来るのを
予感していたのだろうな……

あの娘は、貧しい家に生まれ
芸人の一座に売られて踊り子になった
それはもう、辛い辛い毎日で
何度も、死のうと思ったそうじゃ

そんなとき、一人の若者が現れて
ランを一座から救い出してくれた
ランはその若者と愛しあい
お前を授かったのじゃ……
【プラム】
でも、その人は
戦争で亡くなったのでしょう
だから母さんは、父さんと再婚して
この村に来たのだと聞きました
【おじいさん】
……ダロスはわしの不肖の息子でな
妻に先立たれ、幼子をわしに預けて
プラードの街で傭兵をしておった
そんなときに身重だったランと知り合い
一方的に好きになってしまったのじゃ
【プラム】
一方的に?……
【おじいさん】
……ランはダロスに
抱きかかえられるようにして
この村にやってきた
わしらは
天女が舞い降りてきたのかと思ったよ
それほどに、美しい娘じゃったから……

ダロスはお前たちを守るために
必死に働いた
そして、ランが流行り病に倒れた後は
後を追うように死んでしまった
結局、彼女には指一本触れられぬままに……
【プラム】
あたし……
父さんが可哀想だと思っていました
母さんはどうして
父さんを愛せなかったのですか?
【おじいさん】
愛してなかったわけじゃない
認めることが出来なかっただけじゃよ
それほどに、お前の父親を
愛していたのだろう……
【プラム】
えっ?……
【おじいさん】
プラムや、この手鏡はランが
お前の父親からもらった物
お前にとっては、本当の父親を見つける
唯一の手がかりだ
その意味がわかるかの?……
【プラム】
本当の父親を見つける?……
ま、まさか……
【おじいさん】
わしのせがれを恨まないでおくれ……
ランが村に留まってくれたのは
年老いたわしらを哀れみ、幼いバーツを
いとおしく思ってくれたからなのじゃ……
【プラム】
……おじいさん
この話、お兄ちゃんは知らないのでしょ?
だったら絶対に言わないで!
お願い……絶対に……言わないで……
【おじいさん】
わかっておるよ、プラム
お前はランに似て、心優しい娘だ
きっとわかってくれると思っていた……

プラードに行けば、父親の手がかりも
見つかるだろう
さあ、もう泣くのはおよし……
お前の幸せを祈っておるよ……

民家E

バーツ、エンテ以外で訪れた場合
【プラム】
お願いです、エンテ様を
助けてください……

エンテ様は
この村の怪我人や病人を
治療するために
遠い西のマルス神殿から
やって来てくださいました

兄も毒蛇にかまれて
苦しんでいるところを
エンテ様に
救っていただいたんです

エンテ様は
相手が誰であっても
困っていれば手を
差し伸べてくださいます……

でもまさか、山賊の
言うことを信じるなんて……
兄が助けに向かいましたが
心配でたまりません

こんなとき
あたしにもっと力があれば
ご恩をお返しできるのに……

どうかお願いです
トーラス山賊に囚われた
シスターエンテを
お救いください!
バーツで訪れた場合
【バーツ】
プラム、帰ったぜ!
【プラム】
……お兄ちゃん!
よかった……無事で……
【バーツ】
おいおい、どうしたんだよ、プラム?

俺が山賊ども相手に
くたばっちまうとでも思ってたのか?
【プラム】
ううん……でも……
ずっと、考えてたの……
お兄ちゃんにもしものことがあったら
あたし、一人ぼっちに
なっちゃうんだなぁって……
【バーツ】
……
【プラム】
そんなの……
あたし、いやだからね!
一人ぼっちなんて、いやだからね……
【バーツ】
プラム……
【プラム】
……お兄ちゃん?
【バーツ】
……
【プラム】
……やっぱり、村を出て行っちゃうんだ
【バーツ】
すまねえ
【プラム】
……だいきらい!
【バーツ】
プラム!

ごめんな、プラム
でも必ず
またこの村に帰ってくるからよ……
倉の中のポールアクス、持っていくぜ
……達者でな
【プラム】
……お兄ちゃん……
再びバーツで訪れた場合
【プラム】
お兄ちゃん……
【バーツ】
な、何でもねえ……
ちょっと用を思い出して戻っただけだ
【プラム】
そう……
エンテ様は?
【バーツ】
無事に決まってるだろ
もうマルス神殿へ帰るそうだ
シスターが別れを言いに来たら
きちんと礼を言っておくんだぜ
【プラム】
うん……
【バーツ】
じゃあ、俺も行ってくる
元気にしてろよ!
【プラム】
あ……
バーツで訪れた後、バーツ、エンテ以外が訪れた場合
【プラム】
あの……
エンテ様はまだ
戻られないのでしょうか……
エンテで訪れた場合
【プラム】
エンテ様!
よかった!ご無事だったのですね
【エンテ】
ごめんなさい
プラムにもバーツにも
心配をかけてしまいました
【プラム】
いえ……あたし、今度のことで
つくづく自分が嫌になりました
【エンテ】
え?……どうして
【プラム】
あたし
エンテ様とは一つしか違わないのに
何の役にも立てない
ただの子供なんだなって
【エンテ】
そんなことはないわ

村の人たちを救いたい
治癒の術を教えてほしいって
プラムは一生懸命努力したでしょう

今ではもう
癒しの杖も使えるようになったし
村の人たちも喜んでくださっているわ
【プラム】
あたし、もっと勉強して
エンテ様のような強い心と力を持つ
シスターになりたいの

お願いです、エンテ様
あたしをマルス神殿にお連れ下さい!
【エンテ】
でも……
【プラム】
旅立ちは男だけのものじゃないでしょう
あたしだって羽ばたきたい

一人ぼっちはいや!待つのもいや!
あたしも大きな世界に飛び出したいの!
こんな辺境の小さな村で
一生過ごすなんていやです!!
【エンテ】
プラム……わかりました
それほどの決心なら、一緒に行きましょう

でも覚えておいて
故郷に帰りたくても
帰れない人が大勢いるわ

プラムも、いつかきっと
このトーラス村の大きさに
気付くときが来るでしょう
いつか、きっと……

ヤーザム初戦時

【ヤーザム】
てめえら
生きて帰れると思うなよ!

ヤーザム撃破時

【ヤーザム】
うぐぐぐ……

クリア後

【リュナン】
山賊たちは逃げ出したようだな
【オイゲン】
トーラス山には無数の洞窟があるそうです
多分、そちらに逃げ込んだのでしょうな
【リュナン】
もうすぐ日が暮れる
このまま追うのは危険だろう
【オイゲン】
まあ、これだけ痛めつければ
しばらくは悪さもできませぬ
よろしいではありませんか
【リュナン】
そうだな、ヴェルジェも心配だし
そろそろ戻ろうか……
【オイゲン】
……リュナン様、例のシスター
エンテ殿とか申されましたが……
【リュナン】
彼女がどうかしたのか?
【オイゲン】
マルス神殿に戻るというお話でしたが
お一人では危険ゆえ
我らが軍で保護することにいたしました
【リュナン】
うん、そのほうがいいな
戦いに巻き込まれてはかわいそうだ
【オイゲン】
しかしリュナン様……
エンテ殿は実にお美しい方ですな

あれほどの女性を見たのは
このオイゲン
齢60にして初めてでございます
【リュナン】
そうかな
僕にはよくわからないが……
【オイゲン】
それが真なら、リュナン様ももう少し
女性を知る努力をせねばなりませぬ
いずれはラゼリア公国の当主として
立派な奥方を迎えねばならぬのです
サーシャ様のことといい
エンテ殿のことといい
そのような朴念仁では
女性方に嫌われますぞ
【リュナン】
オイゲン、こんなときに
何をバカなことを言っている
ヴェルジェに戻るぞ!
【オイゲン】
はっ……
リー&プラム生存 & ランの手鏡入手時
フォーカス・トーラス村
【リー】
プラム、どうしたのだ
泣いていたようだが……
【プラム】
あっ、リー様……
いえ……この数日、いろんなことがあって
少し混乱しているだけです……
もう大丈夫です……
【リー】
そうか……ならばいいのだが……
【プラム】
リー様……
人間はどうして争うのでしょう
どうして、奪い合うのでしょう
【リー】
難しい事を聞くのだね
通り一遍の答えならば
言ってもあげられようが
それでは満足できぬだろう

世界を旅して自分で考えてみなさい
プラムならばきっと見つけられると思うよ
【プラム】
はい……
【リー】
プラム、これをお前にあげよう
【プラム】
え?……この杖を……
【リー】
これは守りの杖といって
人の身体を魔力で包み
受けるダメージを和らげるという
とても貴重な杖なのだが
私には負担が大きすぎるのだ
プラムに託したい、受けてくれるかね?
【プラム】
は、はい!
私でよければ喜んで!
ケイト生存時
フォーカス・ヴェルジェ
【ケイト】
サーシャ様、こちらでしたか
公子のお帰りを待っておられるのですか?
【サーシャ】
ええ……
ねえ、ケイト
リュナン様たち、大丈夫かしら
【ケイト】
ラフィンも一緒なのです
何もご心配には及びません

さあ、サーシャ様
ここでは身体が冷えてしまいます
館にお戻りください
【サーシャ】
ケイト……
ケイトはずっと一緒にいてくれるよね
どこにも行かないよね?
【ケイト】
ええ……
もちろんです、サーシャ様

移動・ヴェルジェ

フォーカス・ヴェルジェ
【サーシャ】
リュナン様、おかえりなさい!
【リュナン】
サーシャ?
待っていてくれたのか
【サーシャ】
ええ、マーロン伯は
大丈夫だと言ってくれたけど
やっぱりお顔を見るまでは安心できなくて
【オイゲン】
私めも無事帰ってまいりましたぞ
【サーシャ】
オイゲン将軍も
お元気そうでなによりだわ
【オイゲン】
ありがとうございます
で、マーロン伯はどちらに?
【サーシャ】
伯爵は館でお待ちです
【オイゲン】
ならばリュナン様
早速軍議を始めましょうか
【リュナン】
そうだな、コッダの動きが気になる
サーシャもリーザ王妃のことが心配だろう
【サーシャ】
ええ、それはもう……
一日も早くお会いしたい……
【オイゲン】
サーシャ様、ご安心なされませ
宰相と言えども王妃様には手を出せませぬ
そんなことをすれば
国中を敵に回すことになりますからな

母君は我らが責任を持って
お助けいたします
今しばらく辛抱くださいませ
【サーシャ】
ありがとう
どうかお母様のこと
よろしくお願いいたします
【オイゲン】
ははっ、この剣に誓って……
ではリュナン様、館の方へまいりましょう
画面暗転
【マーロン】
リュナン殿
トーラス村での勝利は聞きました
さすがは戦い慣れたラゼリアの軍勢と
我が家臣や領民も心強く思っております
【リュナン】
いえ、すべては
ヴェルジェ軍の力によるものです
我らの未熟を思い知りました
ラフィン生存時
【オイゲン】
さようですな
特にラフィン殿の剣技はすばらしい
まるで若き日の私を
見ている様でありましたぞ

あのようなご子息をお持ちとは
伯爵も心強いことですな
【マーロン】
いや……
ラフィンは私の実子ではないのです
【オイゲン】
は?
と、申されますと?
【マーロン】
彼は滅亡したバージェ王国の騎士です
彼の亡父が私の友人であったため
5年前に我が国に亡命してきました
友人の恩に報いるため、養子として
預かることにしたのです
【オイゲン】
さようでしたか……
【マーロン】
つまらぬ事を申しあげました……
【マーロン】
それではリュナン殿
軍議を始めましょうか
【リュナン】
コッダ軍の動きは
どのようになっているのですか?
【マーロン】
ウエルト王宮を出た騎士団が
この砦に向かっておるそうです
兵力はわかりませんが
主力部隊ではありますまい
【リュナン】
マーロン伯、ここは迅速に
打って出るべきだと思います
コッダ軍の準備が整わないうちに
各個撃破をいたしましょう
【マーロン】
私も同感です
最初の一撃あれば、日和見の諸侯らも
サーシャ王女に帰順いたしましょう
【リュナン】
では出陣を?
【マーロン】
はい
明朝、ウエルト王宮へ向けて
出陣いたしましょう

ここに1万Gございます
城下で新しい武器などを購入し
配下の兵士たちにお与えください
明朝の出陣にあたっては
わたくしも同行いたします
フォーカス・グラムの森
【コッダ】
ベロム、ドメス
貴公らはグラムの兵士を率いて
ウエルト王宮に来い
領地の守りはロジャー、貴公があたれ!
【ベロム】
御意!
【ドメス】
承知!
【ロジャー】
伯爵、お聞きしたいのですが……
【コッダ】
なんだ、言ってみよ
【ロジャー】
いろいろと
よからぬ噂が聞こえてまいります
伯爵は王家を奪おうとしているとか
王妃を軟禁しているなどと……

まさかとは思いますが
真偽の程をお聞かせください
【コッダ】
聞いてどうするのだ
真実ならばわしを裏切るのか?
【ロジャー】
裏切りはいたしません
しかし臣下として
主君の過ちは正さねばなりません
【コッダ】
ふっ……
そんなものは全てデマに決まっておろう

わしは宰相だぞ
ロファール王亡き今こそ
王妃を支えて国を守らねばならぬのに
宰相たるわしが私利私欲に走ってどうする

貴様は主君たるわしを侮辱するのか!
わしを信じられぬのか!!
【ロジャー】
いえ……
【コッダ】
ロジャーよ
貴様の一族が裕福に暮らせるのは
いったい誰のおかげだ
代々、我が家に仕えてきたからであろう

貴様がもしわしを裏切れば
一族全員が罪人となる
よくて斬首、ヘタをすると八つ裂きの刑だ
わしはそんな恐ろしい事はしたくないのだ
わかってくれ、ロジャー……
【ロジャー】
は……
申し訳ありません……
【コッダ】
わかってくれたのならよい
貴公はウエルトが誇る聖騎士
主君への忠誠は命よりも大切であろう
これでわしも安心して
王宮に戻れるというものだ
ではロジャー、頼んだぞ
【ロジャー】
……
【メル】
ロジャー、宰相は帰ったの?
【ロジャー】
メル、出てくるなといっただろう
宰相に君を見られたくないのだ
【メル】
酷く疲れているみたい……
どうしたの、宰相に何を言われたの
ね、ロジャー、話して
【ロジャー】
メル、私はどうして貴族の家に
生まれたのだろう
どうして聖騎士などになったのだろう
平民であれば、君と二人で
自由に生きてゆけただろうに……
【メル】
ロジャー?……