FireEmblem & TearRingSaga Website...
βバージョンです。

会話集/MAP17 草原の勇者

オープニング

フォーカス・レオンハート
【レオンハート】
シロウ、リュナン軍は来たか?
【シロウ】
ええ
セルバ城の南に展開したようです
【レオンハート】
そうか、ならば我らも突撃しよう
セルバ軍の意地にかけても
カーネルだけは我らが手で討ち取れ!
草原は我らが故郷
余所者に遅れをとってはなるまいぞ!
フォーカス・拠点
【メリサール】
カーネル様
我らは南と東から包囲されました
このままでは全滅してしまいます
【カーネル】
メリサール司教か……
そんなことはわかっておるわ
【メリサール】
もはや
降伏するしかありますまい
どうかご決断を!
【カーネル】
バカを言うな
レオンに囚われれば
わしらは一人残らず殺されるぞ
貴様はそんなこともわからぬのか!
【メリサール】
ですから
あまり酷いことはなさらぬよう
ご忠告申し上げたのです
【カーネル】
なんだと?
貴様はわしの責任だとでも
言いたいのか!
【メリサール】
いえ……
そうではありませんが……
【カーネル】
もうよいわ!
わしは財宝を持って
バルト要塞へ撤退する
ここは貴様が守れ
【メリサール】
そ、そんな……
わたし一人ではとても守りきれません
【カーネル】
わしが逃げのびるまで
時間稼ぎをすればよいのだ
降伏は絶対に許さんぞ

もし降伏すれば
祖国に残る貴様の家族は
流刑地送りとしてやろう
それが嫌なら最後まで戦え!
【メリサール】
は……はい……
【カーネル】
なあに、心配はいらぬ
しばらく我慢すれば
ポエムの馬賊隊がやってくる
ヤツには好きなだけ
暴れまわってもよいと伝えておいた
敵は奴らが
引き付けてくれるだろうよ……

Player Turn 4

フォーカス・ポエム
【ポエム】
おっ、ハデにやってやがるぜ
おーし、遠慮はいらねぇ
村々を襲って金目の物を巻き上げろ
抵抗するものは一人残らず
殺してかまわねぇ
【部下】
だけどカシラ
レオンのセルバ軍と
戦うのはヤバイですぜ
オレたちには勝ち目はねぇ
部下たちも怯えていますぜ
【ポエム】
ふっふっふ……
オレには奥の手があるんだよ

捕らえたあの娘……
売ろうかと思ったがとんでもねぇ
あのガキは勝利の女神だ

オレたちにはもう
怖いものなんぞありゃしねぇ
世界の王にもなれるってもんだぜ
【部下】
げっ……
じゃあまたアイツを呼び出すんですかい
そりゃ、やめたほうがいい
オレたちゃ地獄に落ちるのは嫌ですぜ
【ポエム】
バカめ
さんざん悪事を働いておきながら
今さらビクビクするんじゃねぇ

オレは娘を連れてくる
それまではお前たちだけで
何とかしやがれ!
【部下】
へぇ……
わかりましたぜ、カシラ

Player Turn 11

フォーカス・ポエム
【ポエム】
おい、小娘
言ったとおり奴らをやっちまいな!
【ネイファ】
いや!!
そんなことは出来ません!!
【ポエム】
じゃあ、お前は奴隷に売られて
一生アニキに会えなくなるぜ
それでもいいのか
【ネイファ】
そんな……
にいさまに会いたい……
お願いです
私をエリアルに帰してください!
【ポエム】
だからあと一回だけでいいんだ
奴らを脅かすだけでもいい
そしたらエリアルに届けてやるからよ
【ネイファ】
本当ですね……
信じていいのですね……
【ポエム】
ああ、信用しな
オレはこう見えても
悪い男じゃないんだぜ
【ネイファ】
わかりました……
……ユトナ神よ……
我に大いなる力と勇気を……
ネイファがラキスに変身
フォーカス・リュナン
【リュナン】
な、なんだ!?
この衝撃は、まさか!……
【オイゲン】
リュナン様、大変です!
草原の彼方に、巨大なドラゴンが
出現いたしましたぞ!
【エンテ】
あ、あれは!……
【リュナン】
エンテ、何か知っているのか?
【エンテ】
あれは……
カナンの守護聖竜、ラキスです……
【リュナン】
ラキス……大いなる翼を持つといわれる
カナンの守護聖竜か!?
でもどうして……
どうしてラキスが……
【オイゲン】
リュナン様、兵士を撤退させるのです
公子は一時も早く城の制圧を!!
【リュナン】
わかった!
兵士たちに飛竜に近づくなと命じよ!

僕はセルバ城の制圧に向かう
いいな、オイゲン!
【オイゲン】
はっ、ただちに!!

民家B

【村人】
おい、あんたら
こんなところで
グズグズしていていいのかよ

カーネルは奪った財宝を
持ち逃げするつもりだ

中でも、奴が持っている
「サリアの聖書」は
サリア神殿から発見された
聖なる書物でさ
持っているものに
不思議な力を与えるらしいぜ

えっ?……
ああ、これか?
奴らが落としていったのを
拾ったんだが
欲しければやるぜ
俺には役にたたねえしな

民家C

ミンツで訪れた場合
【レニー】
あっ……
ミンツ!
【ミンツ】
レニー、無事に戻れたんだな
よかった
元気な顔を見て安心したぜ
【レニー】
待って!
私も一緒に行くから
【ミンツ】
あんな酷い目にあったのに
まだ懲りないってのか?
【レニー】
ごめん……
せっかくミンツが
命がけで助けてくれたのに
【ミンツ】
まあ、いいや
お前を止める権利は、俺にはないからな
お前の好きにすりゃいいさ
【レニー】
ミンツ……
ミンツ以外のキャラで訪れた場合
【レニー】
……

民家D

【村人】
おおっ、あんたがたは
巷で評判の
リュナン公子の軍勢じゃの

なんと、このセルバの解放に
協力してくださるのか?
では一つ
お願いを聞いてくだされ

これは雷を放つ魔法の剣
サンダーソードじゃが
解放軍の
レオン公に届けてほしいのじゃ

あんた方を信用して
お頼みするのだから
ネコババしてはなりませぬぞ

カーネル初戦時

【カーネル】
くそっ、追いつかれたか!
こんなところで死んでたまるかっ!

カーネル撃破時

【カーネル】
野良犬どもめ……
わしの宝に……
触る……な……

メリサール初戦時

【メリサール】
ここまでですな……
もはや
逃げも隠れもしますまい……

メリサール撃破時

【メリサール】
神よ……
罪深き我らに慈悲を……

ポエム初戦時

【ポエム】
なめやがって……
オメエら、知らないなら教えてやるが
オレはこれでもセネーの海蛇と恐れられた
海賊メルヘンの弟なんだぜ
オレに手出しをしたら
アニキが承知しないからなっ

ポエム撃破時

【ポエム】
ちくしょう
覚えてやがれ……
ぐふっ

クリア後

Player Turn 11以降の場合
フォーカス・セネト
【セネト】
ネイファ、僕だ!
もういいんだ
戻れ!
ラキスがネイファに戻る
【ネイファ】
に、にいさま!……
ああっ……
セネトにいさま……
【セネト】
すまなかった
僕が悪かったんだ……
ネイファを一人にしてしまったから……
【ヴェーヌ】
セネト様
ネイファ様は疲れていらっしゃいます

エリアルに戻りましょう
テムジン様もカティナ様も
心配されています
【セネト】
そうだな

ネイファ、もう泣くな
お前はよく頑張った

ラキスに支配されず
破壊も殺戮もしなかっただろう
お前はもう大丈夫だ

だけど
もう二度と、僕の側から離れるな
お前は僕が守る
そう約束したのだから……
フォーカス、リュナン
【オイゲン】
ところでリュナン様
あのラキスのことですが
攻撃をためらっていたようにも
見受けられましたな
【リュナン】
僕も不思議に思う……
それほど恐ろしいと
感じなかったのはなぜだ
何か悲しみを秘めていた気さえする
【オイゲン】
リュナン様
レオンハート公がお見えです
【レオンハート】
リュナン公子、先ほどは戦場で失礼した
満足に挨拶もできなかったな
【リュナン】
いえ、私の方こそ失礼いたしました
【レオンハート】
ふむ……いい目をしている
さすがはグラムド殿の息子だな
【リュナン】
レオン公は父をご存知なのですか?
【レオンハート】
若かりし日に世話になった
大公には命を救われた事もある
【リュナン】
命を?……
【レオンハート】
公子はレダ解放戦争のことを
知っているか?
【リュナン】
ええ、ガーゼル支配下の諸都市を
解放するために大陸中から
若者たちが集まったのでしょう
父も参加したと言っていました
【レオンハート】
そうだ、当時、ガーゼル教国は
北部辺境地帯に勢力を伸ばし
多くの自由都市がその支配下にあった

過酷な支配にあえぐ市民らは
大陸諸国に救いを求めたのだが
王侯貴族は動かず、若者たちが
国を越えて自発的に集まった

当時、小領主の子であった俺も
15歳で参戦した
その中で多くの勇者と巡りあい
多くの事を学ばせてもらった

その中でも特に、6人の勇者と
6人の賢者については
生涯忘れることはないだろう
【リュナン】
解放戦争の12英雄ですね
父もそのうちの一人に数えられている
【レオンハート】
そうだ、ラゼリアの公子グラムド
カナンの王子アーレス
ウエルトの王子ロファール
エリアルの傭兵テムジン
ゾーアの暗黒剣士ヨーダ
グラナダの海賊ヴァルスが
6勇者と呼ばれていた
【リュナン】
6賢者とは誰なのですか?
【レオンハート】
リーヴェ神殿のマイオスと
その子ナリス
サリア神殿のオクトバスと
その子アンドレ
カナン神殿のエーゼンバッハと
その義子アフリードだ
【リュナン】
エーゼンバッハ!?
エーゼン老師は
カナン神殿の神官だったのですか!?
でもそれなら、どうしてマルス神殿に……
【レオンハート】
彼はカナンのバハヌーク王により
王国から追放されたのだ
【リュナン】
えっ!?……
【レオンハート】
今から14年前のことだ
アーレス王子の妻が何者かに殺され
二人の幼子も行方知れずとなった

殺された夫人はエーゼンの娘だった
彼は、王が溺愛する若い妾を
その犯人として訴えたため
王の怒りに触れて追放されたのだ
【リュナン】
そんな事があったのですか……
それで、行方がわからないという
アーレス王子の子供たちは
見つかったのですか?
【レオンハート】
いや、今も行方知れずという
もし生きていれば
公子と同じ年頃だろうな……
【リュナン】
カナンにも複雑な事情があるのですね……
【レオンハート】
リュナン公子
本来ならば俺も貴軍に合流して
帝国と戦うべきなのだが
宿敵アハブ大公を倒してサリアを
解放するまではこの地を動けぬのだ

申し訳ないが、いましばらく
俺の自由にさせてくれ
【リュナン】
サリアはいまだ内乱の中にあると
聞いています
事情はわかりませんが
大公のご判断にお任せいたします
【レオンハート】
いずれ俺も合流するが
それまでは俺が最も信頼する
部下を1名、預けておこう
シロウ、お前は公子をお助けせよ!
【シロウ】
はい、レオンハート様
【レオンハート】
リュナン公子
貴公の武運を祈っているぞ
【リュナン】
はい、レオンハート公!
フォーカス・バルト要塞
【バルカ】
バルバロッサ、変わりはないか
【バルバロッサ】
これはバルカ様
おいでと知っておれば
こちらからお迎えに参りましたものを
【バルカ】
いや、そのような気遣いは無用だ
それより西部戦線の
状況は聞いているか?
【バルバロッサ】
はい
ユトナ同盟軍の侵攻により
セネー、セルバともに陥落したとのこと
由々しき事態になりましたな
【バルカ】
いや、俺は
かえってよかったと思っている
もともと俺はリーヴェラインを
越えての進撃には反対だった

リーヴェ王国との戦いでは
我が帝国も多大な犠牲を強いられた
ましてや占領地の民心も定まらぬ現在
西への進撃は
自滅の道を歩むものであろう

しばらくは、天然の要害である
リーヴェの大河を防衛ラインとして
国力の回復を待つのが得策だと
俺は考えていたのだ
【バルバロッサ】
それについては私も
まったく同感でございます

我がカナン王国は長い戦いで疲れ果て
西側諸国と戦う力など
残されてはおりません

レダ地方、サリア地方の国々は
いずれも小国ですが
もし有能なリーダーが現れ
力を結集させれば
その兵力は我が国をはるかに
凌ぐものとなりましょう
【バルカ】
だが皇帝は、この機会に
大陸全土を制圧せよと申され
俺がいくら止めても
聞いてはくださらない
【バルバロッサ】
はい……
【バルカ】
その上、占領地の指令官に
パブロフやカーネルなどの
愚物を取り立て
挙げ句の果てがこの敗戦だ
【バルバロッサ】
……
【バルカ】
あの愚物どもが殺されるのは
自業自得だが
その下で戦う兵士たちは
哀れだとは思わぬか……
【バルバロッサ】
バルカ様……
【バルカ】
すまぬ……
言っても無駄なことだとは
わかっているのだ

ただ、お前くらいにしか
このような泣き言は言えぬでな……
【バルバロッサ】
いえ……
殿下の心中はお察しいたします
【バルカ】
俺はジュリアスがうらやましい
ヤツは何もかも俺に押し付け
ゼムセリアを動こうとはせぬ
【バルバロッサ】
ジュリアス様は西への進撃に
最後まで反対されましたからな
皇帝も無理には使えぬのでしょう
【バルカ】
ヤツは皇帝の命に従う俺を
弱腰だとぬかしおった

だがバルバロッサ
俺にアーレス兄上の代役は務まらぬ
皇帝の命に背くことなどできぬのだ
【バルバロッサ】
わかっております
バルカ様の忠節、誠実は
このバルバロッサが誰よりも
よく存じ上げておりますぞ
【バルカ】
いや
俺は気が弱いだけかも知れぬ
兄上の無残な死が
俺はいまだ忘れられぬのだ……

移動・セルバ南

フォーカス・エリアル
【ログ】
お帰りなさいませ
セネト様、ネイファ様
それにヴェーヌ様も
【セネト】
ログじい、迎えに来てくれたのか
カティナは?
【ログ】
お嬢様は配下の者を引き連れ
イストリアへ行かれました
今までの恨みを倍にして返すと
張り切っておられましたぞ
【セネト】
じゃ、ついにイストリアは……
【ログ】
はい、王城は
陥落したそうでございます
レダ同盟……
いや、今では
ユトナ同盟でございましたな
リチャード王子
ティーエ王女によって
滅ぼされたもようです
【セネト】
ティーエ……
ついに帰ってきたのか
【ログ】
それで若様、カティナ様が
イストリアの王宮で待っているから
すぐに来るようにと申されておりました
【セネト】
僕にイストリアへ?
一体何の用だろう
【ログ】
私も詳しくは存じませぬが、なんでも
西の辺境地帯に無数の魔獣が現れ
その討伐のため
若様にもお手伝いいただきたいとか……
【セネト】
わかった
詳しいことはカティナに聞く
それに、ティーエにも
久しぶりに会いたいし

なあ
ネイファもそう思うだろう
【ネイファ】
ええ……
おにいさま……

移動・自由都市セネー

フォーカス・サリアの村
【ロファール】
クラリス殿
失礼してよろしいですか?
【クラリス】
これはロファール様
お身体の方はもうよろしいのですか?
【ロファール】
おかげで傷はかなり癒えました
ここまで回復できたのは
クラリス殿のお力によるもの
さすがはオクトバス殿のご令嬢と
深く感謝いたしております
【クラリス】
いえ、それもすべて
バルバロッサ将軍のご好意によるもの

あの方はあなたを
ウエルト王と知っていながら
重傷ゆえと私に託されたのです
【ロファール】
それにしても
我が妻の姉上に命を救われるとは
これもユトナ神のご加護でしょうか
【クラリス】
そういえばロファール様
ユトナ同盟のことは
お聞きになりましたか?
【ロファール】
いや……
意識が戻ってまだ日も浅いゆえに
外の世界がどうなっておるのか
私には何もわかりませぬ
【クラリス】
実はウエルト軍を主力とする部隊が
セネー街道を東に進んでいるとか
すでにセネー市まで来ているそうです
【ロファール】
な、なんと!?
それはまことですか!
一体誰が
ウエルト軍を率いているのですか?
まさかサーシャではありますまい
【クラリス】
それが
ラゼリアのリュナン公子とか……
【ロファール】
リュナン公子!?
まさか……
あの少年が……
マルジュがいる場合
フォーカス・自由都市セネー
【マルジュ】
そうか……
レオン大公はそんなことを……
【リュナン】
ああ……
マルジュは知っていたのか?
【マルジュ】
伯母上がアーレス王子の夫人で
すでに亡くなっているという話は
聞かされていたが
まさか殺害されただなんて……

それに二人の子供が行方不明だと
いう話も初耳だな
【リュナン】
マルジュにとっては従兄弟になるわけだな
無事に過ごしていればいいのだけど……
【マルジュ】
リュナン公子がなぜ気にかけるんだ
別に関係ないだろう
【リュナン】
そんなことはないさ
アーレス王子と僕の父上は盟友だった
その子供たちなら、僕にとっても
無関係とは言えないだろう?
【マルジュ】
そうか……公子の父上とアーレス王子は
共にノルゼリアでミュースのブレスに
焼かれたんだったな……
【リュナン】
ああ……
【マルジュ】
僕の父上も同じだ
ガーゼルとの戦争中に
魔竜クラニオンに襲われて戦死された
もう13年も前の事だ
【リュナン】
マルジュは父上を覚えていないのか?
【マルジュ】
僕はまだ幼かったから何も覚えていない
もしすれ違ったとしても
わからないだろうな
【リュナン】
そうか……
【マルジュ】
父上は土の神官家の一族だから
ガーゼル教国を憎むあまり
無理をしすぎたのだろうと
老師は仰っていた
【リュナン】
土の神官家といえばレダ神殿を守る一族だ
その神殿をガーゼルに奪われたのだから
憎むのも当然だろうな
【エンテ】
あっ……
マルジュ、ここにいたのね……
リュナン様とお話し中なの?
【マルジュ】
エンテ、僕に何か用なのか?
【エンテ】
マルジュにこれを渡そうと思って……
本当はもっと早く渡したかったのだけど
なかなかきっかけがなかったから……
【マルジュ】
エンテが僕に?……
古文書みたいだけど何なんだ?
【エンテ】
リーヴェ王家に伝わる聖書らしいけど
私にもよくわからないの
母親の形見だから大事にしなさいと
マイオス老師が下さったの……
【マルジュ】
ふーん……
【エンテ】
老師は魔道士にとって貴重なものだとも
仰っていたわ
だから私が持つよりも、マルジュが
持っていた方がいいと思って
【マルジュ】
いいよ、そんな大切なもの……
僕は預かれないよ
【エンテ】
大切なものだからこそ
あなたに預かって欲しいの

お願い、マルジュ
あなたの役に立って欲しいの
だから持っていて……
【マルジュ】
わかったよ……
エンテがそこまで言うのなら……
ケイトとジークがいる場合
フォーカス、自由都市セネー
【ケイト】
ジーク
どうしたの、こんなところで?
【ジーク】
ケイトか……
少し考えごとをしていただけだ
君こそどうしてここへ?
【ケイト】
いえ……
あなたの姿が見えないから
少し気になっただけ

最近のジークは少し変だもの
何か思いつめているようで
心配だったの……
【ジーク】
……
【ケイト】
……痛ッ!
【ジーク】
なにっ!……
動くなケイト! 毒グモだ!
【ケイト】
えっ!?……
【ジーク】
……クモは殺したが
足を噛まれたようだな
毒を吸い出さねば死ぬ
じっとしていろ、すぐにすむから!
【ケイト】
あっ……
【ジーク】
これでいい
あとはシスターに見てもらえば
すぐによくなるだろう
街まで送ってやる
私の肩につかまれ
【ケイト】
え、ええ……
ありがとう……ジーク……