オープニング
- フォーカス・リュナン
- 【オイゲン】
-
リュナン様
ようやくリーヴェ河に
たどり着きました▼
河を越えれば我らが祖国
リーヴェラントです▼
- 【リュナン】
-
むこうに見えるのが
ゼムセリアの街だな▼
- 【オイゲン】
-
さようです▼
ゼムセリアは
リーヴェ王国の西の玄関口として
古来より栄えてきた大都市▼
太守であるドルム公爵家は
リーヴェ王朝4家門のうち
王家に次ぐ有力貴族ですが▼
先の戦争では、戦い半ばで我らを裏切り
帝国に寝返りました▼
ドルム公爵はその功により
帝国よりラゼリア領を与えられ▼
息子レンツェンハイマーが
ラゼリア太守となって
過酷な圧政を行っております▼
ドルム公爵家は我らが宿敵▼
決して許してはなりませぬぞ!▼
- フォーカス・拠点
- 【ドルム】
-
ジュリアス王子
約束が違うではないか▼
なぜカナン兵を引き上げたのだ!▼
- 【ジュリアス】
-
公爵の手間を省いたつもりだが
不満なのか▼
- 【ドルム】
-
私の手間を省いた……▼
それはどういうことだ▼
- 【ジュリアス】
-
公爵のことだ▼
戦いが不利と見れば
我らの命と引き換えに
敵に寝返るつもりだろう▼
可愛い部下たちをハイエナの群れの中に
置いておくことはできないからな▼
- 【ドルム】
-
な、なんと!……▼
我らが帝国を
裏切るとでも言われるのか!▼
- 【ジュリアス】
-
我らと同盟軍が本気でぶつかれば
双方に多大の損害が出る▼
漁夫の利を得るのは
卿ただ一人と言うわけだ▼
- 【ドルム】
-
うっ……▼
- 【ジュリアス】
-
私はカナンに帰国する
この地は公爵にお返ししよう▼
あとは卿の好きにすればいい▼
- 【ドルム】
-
くっ、若造め……▼
- 【レンツェン】
-
相変わらずカンのよい男ですね
父上▼
- 【ドルム】
-
レンツェン▼
来ていたのか……▼
- 【レンツェン】
-
ラゼリアは砂埃が酷くて
私には似合いません▼
父上にはもっと働いていただかねば
私の努力が水の泡です▼
- 【ドルム】
-
お前が何の努力をしてきたというのだ▼
お前がやったことといえば
実の母親である我が妻を殺し
その罪を旅の傭兵に
なすりつけたことくらいではないか!▼
- 【レンツェン】
-
母上は
気がおかしくなっておられたのです▼
会うたびに
「人でなし」呼ばわりされては
いくら大人しい私でも
カッとなってしまいますよ▼
- 【ドルム】
-
ラゼリア市民に対するお前の仕打ちが
あまりにも酷すぎたからだ▼
子供を叱るのは母親として当然だろう▼
- 【レンツェン】
-
ええ▼
私もやった後に後悔はしたのです▼
母親を殺した事が世間にもれれば
いずれはリーヴェ王となるはずの
私の経歴にも傷がつく▼
どうするかと考えているところに
あの女が現れました▼
館の警備に雇っていた女傭兵ですが
たまたま通りすがって
殺害現場を見てしまったので▼
太守夫人殺しの下手人に
仕立て上げたわけです▼
その場で殺すつもりが
逃げられてしまいましたがね▼
- 【ドルム】
-
それで口封じのために
シュラムの死神を雇い
後を追わせたというわけか……▼
- 【レンツェン】
-
まあ、そういうことです▼
母上は王家の姫だったわけですから
私にはリーヴェ王となる資格がある▼
こんな小さなミスで
せっかくのチャンスを失っては
たまりませんからね▼
- フォーカス・リュナン
- 【オイゲン】
-
それにしても
おびただしい数の投石器ですな▼
命中すればまず生きては戻れませぬ▼
ドルム公爵らしい嫌な布陣ですな▼
- 【リュナン】
-
突破する策はあるのか?▼
- 【オイゲン】
-
装甲の高い騎士に突入させて
一つ一つ潰してゆくしかないでしょう▼
多少の犠牲はやむをえませぬ▼
- 【リュナン】
-
多少の犠牲か……▼
- 【オイゲン】
-
問題は橋の確保です▼
もし跳ね橋が上げられてしまえば
リーヴェ河を渡ることはできませぬぞ▼
- 【リュナン】
-
わかっている▼
だがむやみに突っ込んでも
損害が増すばかりだ▼
北に迂回して
跳ね橋を渡れればいいのだが……▼
Player Turn 5
- フォーカス・拠点
- 【セオドラ】
-
ジュリアス様!▼
いらっしゃいますか!▼
- 【ジュリアス】
-
セオドラか……▼
どうしたんだ、そんなに慌てて▼
- 【セオドラ】
-
帝国領北カナンに
アーレス様の遺児を名乗る少年が
現れました!▼
- 【ジュリアス】
-
なんだと!
それは本当なのか▼
セオドラ、もう少し詳しく話してくれ▼
一体どういうことなのだ?▼
- 【セオドラ】
-
一月ほど前のことです▼
北部辺境に正体不明の傭兵軍団が現れ
ガーゼル教国に支配されていた
北カナンの街や村を解放しました▼
彼らはセネト王子の名で
祖国の解放と戦争の終結を呼びかけ
その勢力は日に日に強くなっています▼
バージェ王国やソフィア大公国も
セネト王子の傘下に加わり
ゾーア地方の北半分は
すでに解放軍の勢力下に入りました▼
- 【ジュリアス】
-
……セオドラはその少年が
セネト王子と信じているのか?▼
- 【セオドラ】
-
はい▼
ソフィア大公国のレシエ姫が
3年ぶりに戻ってこられました▼
少年がセネト王子であることは
まず間違いありません▼
- 【ジュリアス】
-
そうか……▼
セネトが……▼生きていたのか……▼
- 【セオドラ】
-
はい!▼
これでカナンは救われます▼
カナンに光が戻ったのです!▼
- 【ジュリアス】
-
セオドラ
私はリーヴェ王宮に行く▼
バルカ兄上と
今後のことについて相談せねばならん▼
お前も私と共に来い!▼
- 【セオドラ】
-
はい!▼
喜んでご一緒いたします!▼
- 画面暗転
- 【レンツェン】
-
父上
ジュリアスは街を出たそうですね▼
ゼムセリアは帝国に
見捨てられたという訳ですか▼
- 【ドルム】
-
他人事のように言うな▼
ここが破られれば
お前が預かるラゼリアとて
ただでは済まぬのだぞ▼
- 【レンツェン】
-
ふっ▼
私の後ろにはガーゼル教国が
ついているのですよ▼
私には怖いものなどありません▼
- 【ドルム】
-
お前はそれでよいかも知れぬが
ワシはどうなるのだ▼
たとえワシが降伏しても
あの小僧は許してはくれぬだろう▼
- 【レンツェン】
-
当然でしょう▼
父上は戦い途中で王家を裏切り
ラゼリアを滅亡に追いやった張本人▼
私なら八つ裂きの刑でもすみません▼
- 【ドルム】
-
くっ……▼
ワシはいったいどうすればよいのだ▼
- 【レンツェン】
-
簡単なことではありませんか▼
このゼムセリアは天然の要害▼
跳ね橋を上げて
奴らを河の中洲に閉じ込め
投石器で押しつぶせばよいでしょう▼
- 【ドルム】
-
しかしそれでは前線の兵士たちも
敵中に孤立することになる▼
お前は彼らを犠牲にしろと言うのか▼
- 【レンツェン】
-
勝ちたければ情けは捨てることです▼
私はラゼリアに戻りますが
後は父上のよきように▼
まあ、それだけ生きれば
もう十分でしょう▼
父上の墓はラゼリアの片隅にでも
造って差し上げますよ▼
はっはっは……▼
- 【ドルム】
-
ぐっ……▼
あの薄情者め……▼
おい、跳ね橋を上げて来い!▼
奴らに橋を渡らせてはならん!▼
何としても橋を確保せよ!!▼
- 【兵士】
-
はっ!▼
ただちに!!▼
民家D
- 【村人】
-
ああっ
リュナン様の軍がようやく
来てくださったのですね▼
私たちはこの日をどれほど
お待ちしていたことか……▼
どうかこのおまもりを
お持ちください▼
ゼムセリア市民はみんな
あなたたちの勝利を
願っています▼
クリア後
- フォーカス・リュナン
- 【オイゲン】
-
大変な戦いでしたが
どうやら制圧できましたな▼
- 【リュナン】
-
そうだな……▼
- 【オイゲン】
-
リュナン様▼
どうかされましたか▼
- 【リュナン】
-
いや……▼
ラゼリアのことを考えていた▼
あの男……▼
レンツェンが太守だなんて
ラゼリアに残った人々は
どれほど辛い目に遭っているだろう▼
- 【オイゲン】
-
そうでしたな▼
リュナン様はレンツェン公子を
よくご存知でしたな▼
- 【リュナン】
-
王宮で何度も顔を合わせている▼
思い出すのも嫌なくらいに
心の歪んだ不愉快な男だ……▼
- 【オイゲン】
-
レンツェン公子は昔から
リュナン様をライバル視しておりました▼
父上ドルム公爵は
4家門の筆頭でありながら▼
英雄グラムドを父に持つ
リュナン様の方が
王宮でも街でも人気が高く
かなり妬んでおいででしたからな▼
ドルムに寝返りをそそのかしたのも
ラゼリアの太守代理になったのも
リュナン様への憎しみから
発したことだと私は考えております▼
- 【リュナン】
-
……オイゲン▼
ラゼリアの解放を急ごう▼
いつまでもレンツェンの自由に
させてはおけない!▼
- 【オイゲン】
-
はっ▼
ただちに準備をいたします!▼
- フォーカス・ハルファ砦
- 【シモン】
-
ゼップ将軍▼
ゼムセリアが陥落したそうだ▼
間もなく
このハルファ砦にもやってくるだろう▼
- 【ゼップ】
-
ほほう、おもしろい▼
こんな辺境の守備に回され
暇を持て余していたが
これでやっと戦ができるか▼
- 【シモン】
-
いや、将軍は守りを固めて
時間稼ぎをしてくれ▼
疲れた頃を見計らって
俺の部隊が側面から攻撃する▼
- 【ゼップ】
-
おい、シモン▼
お前はわしの手柄を横取りするつもりか▼
余計な手出しはするな▼
反乱軍などわし一人で沢山だ▼
- 【シモン】
-
そうはいかない▼
俺たちはバルカ王子に頼まれて
わざわざソフィアからやって来たんだ▼
受けた仕事は果たさねばならん▼
- 【ゼップ】
-
ふんっ▼
たかが竜騎士5騎で何をほざくか▼
- 【シモン】
-
将軍は知らないのか▼
俺たちが
「コンドル軍団」と呼ばれるのは
これまでの戦いで一個軍団に
匹敵する戦果を上げてきたからだ▼
- 【ゼップ】
-
どうせ死肉でもあさったのだろう▼
死体から首をもぎ取るのは
お前たちソフィア人の
得意とするところだろうからな▼
- 【シモン】
-
ふっ……▼
せいぜい今のうちに
大口をたたいておくことだな……▼