オープニング
- フォーカス・カルラ
- 【ジーク】
-
姉上……▼
- 【カルラ】
-
ジーク、忘れた訳じゃないでしょうね▼
私たち姉弟がリーヴェ人に
どれほどひどい仕打ちを受けたか▼
- 【ジーク】
-
……▼
- 【カルラ】
-
もう三十年近くにもなるかしら▼
当時、レダ王国があった北部辺境は
ガーゼルの侵略にさらされていたわ▼
リーヴェは戦いには無関係だったけど
人々はゾーア帝国の陰に怯えていた▼
私たちは、貴族の家に生まれ
何不自由なく暮らしていた▼
だけどある日突然
兵士たちが館を襲ったの▼
一家7人が囚われた理由は
母が古ゾーア人だったこと▼
ただそれだけの理由だったわ▼
両親や兄弟たちは激しい拷問の末に
ガーゼルの手先だと自白させられ
広場での公開処刑となった▼
集まった人々は全員歓声を上げて
ゾーア人を、裏切り者を殺せと叫んだわ▼
両親と3人の姉たちは火に焼かれて
苦しみながら死んでいった▼
今でもはっきりと覚えているわ▼
- 【ジーク】
-
……▼
- 【カルラ】
-
当時、私は7歳、あなたは4歳で
リーヴェの法律では12歳以下の子供は
処刑できない事になっていた▼
だから王宮の地下牢に放り込まれ
ひどい扱いを受けた▼
ゾーア人の子として生まれただけで
5年間も長い間
虜囚としての辱めを受けたのよ▼
- 【ジーク】
-
……▼
- 【カルラ】
-
そして私は13歳になった▼
広場には久しぶりの処刑を見ようと
人々が大勢集まっていたわ▼
歯をむき出して笑う顔、顔、顔……▼
もう覚悟はできていたけど
悔しくてたまらなかった▼
その時、グエンカオスが現れ
私を火刑台から救い出してくれたの▼
- 【ジーク】
-
……▼
- 【カルラ】
-
私はガーゼル教国で
魔道戦士としての教えを受けた▼
当時の教国は迫害され逃亡してきた
ゾーア人たちでいっぱいだった▼
グエン教皇は言った▼
自分はゾーア人ではないが
古の戒律を忘れた異教徒どもを
憎む気持ちは同じである▼
ゾーア人の復権をなすためには
ゾーア帝国を再興するしかなく
それを為しうる者はお前たちしかいない▼
それを拒めば、ゾーア人は未来永劫
その子孫に至るまで異教徒どもに蔑まれ
決して救われる事はないのだと……▼
- 【ジーク】
-
……▼
- 【カルラ】
-
私は15歳のとき
一人の剣士と恋をして男の子を産んだ▼
でも、その翌年には教皇の命令で
カナン王に近づき妾となった▼
愛する人と子供を残し
老人の妾になるのは辛かった▼
だけど私は我慢をしたわ▼
策謀の限りを尽くして
王を籠絡し、王妃を殺し、カナンが
教皇の思いのままに動くよう働いた▼
アーレス王子の娘を
拉致しようとしたのも
そのために夫人を殺したのも
グエン教皇の命令だった▼
私がなぜそこまでしたか
ジーク、あなたにはわかるでしょう?▼
- 【ジーク】
-
俺をリーヴェの地下牢獄から
救い出すためだ……▼
- 【カルラ】
-
ええ、バハヌーク王を動かし
リーヴェ王国に攻め込んで
あなたを取り戻したかったの▼
だから3年前、あなたが解放されたと
知ったときは涙が出たわ▼
- 【ジーク】
-
あれはグラムド大公の尽力だった▼
俺だけではなくゾーア人全てが解放された▼
だが、姉上には感謝している▼
奴らへの恨みも忘れてはいない▼
- 【カルラ】
-
ええ、あなたの身体は
25年間の虜囚生活と激しい拷問で
ボロボロになっていた▼
よく生きていたものだと
今でも信じられないくらいよ▼
- 【ジーク】
-
奴らへの怒りとガーゼル神への祈りが
俺の命をつないだのだ▼
奴らには必ず復讐をする▼
リーヴェ人を一人残らず殺してやると▼
25年間、ただそれだけを考え続けた▼
- 【カルラ】
-
ジーク、私もあの火刑台の悔しさを
忘れてはいないわ▼
ただゾーア人というだけで
虫けらのように蔑む人々を……▼
至高神ガーゼルの復活さえなれば
私たちゾーア人は解放されるの▼
その日のために私は
捨て石になろうと誓ったの▼
ゾーアの子供たちを守りたい……▼
そのために良人も我が子も捨てたのよ……▼
- 【ジーク】
-
姉上……▼すまない……▼
俺が間違っていた……▼
俺はゾーアの戦士だ!▼
もう二度と迷う事は無い!!▼
- 【カルラ】
-
私は祭壇に戻るわ▼
ジーク、ここの守りはお願いね▼
ガーゼル神さえ復活されれば
ゾーア人は救われるの▼
彼らに儀式の邪魔をさせたくないの▼
わかってくれるわね▼
- 【ジーク】
-
わかっている▼
この通路は私の命にかけても守る▼
任せてくれ、姉上▼
- 【カルラ】
-
ええ……▼
あなたも私も、あの幼い日の出来事以来
苦しみの連続だった▼
でも、ようやく解放されるのよ▼
ジーク、もし生まれ変わることができたら
今度こそ、普通の姉弟として
幸せに暮らしましょうね……▼
- 【ジーク】
-
姉上……▼
- フォーカス・リュナン
- 【オイゲン】
-
リュナン様、光が見えてきました▼
どうやらここが終着点のようです▼
- 【リュナン】
-
地下道に入ってから
もう三日も歩き詰めだからな▼
部下たちは皆無事なのか?▼
- 【オイゲン】
-
地下迷宮を調べるために
分散いたしましたが
そのうち合流できるでしょう▼
- 【リュナン】
-
オイゲン、エンテが心配だ▼
僕たちだけでも先を急ごう▼
- 【オイゲン】
-
はっ、承知いたしました!▼
サーシャ→ケイト
- 【サーシャ】
-
ケイト、どうしてこんな!▼
- 【ケイト】
-
サーシャ様!?▼
- 【サーシャ】
-
逃げないで、ケイト!▼
ケイトは優しすぎるから
こんな辛いめにあってしまう……▼
私、あの人が許せない……▼
- 【ケイト】
-
サーシャ様……▼
私が愚かだったのです……▼
こんな過ちを犯して
もう生きては行けません……▼
- 【サーシャ】
-
そんなことを言わないで!▼
ケイトは私の大切な人▼
いつも側にいて、私を見守ってくれた▼
お願い、ケイト
もうどこにもいかないで▼
私はケイトがいないとだめなの……▼
- 【ケイト】
-
サーシャ様は……▼
私のために……▼そこまで……▼
……▼わかりました……▼
リュナン様に許していただけるよう
お願いしてみます▼
- 【サーシャ】
-
よかった、▼ケイト……▼
リュナン⇔ケイト
- 【ケイト】
-
リュナン様、愚かな私を
どうかお許しください……▼
- 【リュナン】
-
僕は気にしていない▼
ケイトが無事でよかった▼
サーシャもあんなにはしゃいでいるし
みんなだって喜んでいる▼
何も気にすることはないさ▼
- 【ケイト】
-
リュナン様……▼
ジーク初戦時
- 【ジーク】
-
我が命にかけても
儀式の邪魔はさせぬ!▼ - 対ケイト
- 【ジーク】
-
ケイトか……▼
無事だったようだな……▼
- 【ケイト】
-
ジーク▼
許さない……▼
あなただけは絶対に!▼
- 【ジーク】
-
ふっ……▼
この期におよんで弁解はすまい▼
来い、ケイト▼
私が始末をつけてやる!▼
ジーク撃破時
- 【ジーク】
-
くっ……姉上……
カルラ姉上!!!……▼
- 対ケイト
- 【ケイト】
-
ジーク……あなた……
どうして……
- 【ジーク】
-
ケイト……もう何も聞くな……
私は……ゾーアの暗黒騎士だ
それ以外の……何者でもない……
最後に……一言だけ……君に……
……許してくれ……ケイト……
- 【ケイト】
-
ジーク……あなた……
まさか……
答えて、ジーク!
ジーーーク!!▼
クリア後
- リュナン・ジークのいた場所まで移動
- フォーカス・リュナン
- 【オイゲン】
-
リュナン様
こやつはかつて我が軍にいた
暗黒騎士のジークですな▼
このような男を信じた私が
愚かでありました▼
申し訳ございません▼
- 【リュナン】
-
いや、もうすんだことだ▼
気にするな、オイゲン▼
- 画面暗転
- 【クラリス】
-
リュナン様、この先が
暗黒神ガーゼルが眠ると言われている
邪神の祭壇です▼
- 【リュナン】
-
邪神の祭壇……▼
伝説には聞いていましたが
本当に存在していたのですね▼
- 【クラリス】
-
邪神ガーゼルは
ゾーアの戦士カルバザンに宿り
百年余の間地上を支配しました▼
その後、英雄カーリュオンと
女神ユトナによって討ち滅ぼされ
この地下神殿に封印されたそうです▼
グエン教皇はその邪神を
甦らせようとしているのです▼
- 【リュナン】
-
巫女たちはそのための生け贄だと……▼
- 【クラリス】
-
はい▼
古文書に記されていることですが
邪神は巫女一人の命を得るたびに
少しずつ力を増して行くそうです▼
4人の巫女が犠牲になれば
邪神は完全に力を取り戻し
世界は闇に閉ざされるでしょう▼
- 【オイゲン】
-
クラリス殿▼
もし邪神が復活した場合
我々はどのようにして戦えば
よいのでしょう▼
- 【クラリス】
-
邪神を討ち果たすには
ユトナの聖剣を
もってするしかありません▼
普通の武器では
傷一つ与えられないのです▼
- 【オイゲン】
-
ユトナの聖剣?……▼
英雄カーリュオンが
神皇帝カルバザンを
討ち果たしたとされる伝説の剣ですな▼
しかし
そんなものが本当にあるのですか▼
私は単なる作り話だと
思っておりましたが▼
- 【クラリス】
-
将軍は4王国誕生にまつわる
伝説をご存知でしょうか▼
- 【オイゲン】
-
ええ、大体ならば……▼
邪神帝国が滅びた後
女神と勇者は結ばれて
この地上に理想の王国を築いた▼
彼らの間には4人の娘が誕生し
リーヴェ、▼カナン、▼レダ、▼サリアと
名づけられた▼
女神は地上を去るとき
王国、聖剣、腕輪を
それぞれ4つに分かち
4人の娘たちに分け与えた……▼
と、このような話でしたかな?▼
- 【クラリス】
-
ええ……▼
それ以来、聖剣は4本に分けられて
4王国が守ることになりました▼
リュナン様が手にされている
リーヴェの聖剣もそのうちの一つです▼
- 【オイゲン】
-
ふむ……▼
- 【クラリス】
-
4王家に伝わる聖剣が一つになれば
女神の力が戻るかも知れません▼
ですが今の私たちにあるのは
リーヴェの聖剣だけ……▼
これではとても戦えません……▼
- 【リュナン】
-
クラリス様▼
僕は自分の信じた道を行きます▼
あの闇の向こうにエンテがいる……▼
たとえ何があろうと
立ち止まるわけにはゆきません!▼