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会話集/MAP39 闇の中に…

オープニング

フォーカス・カルラ
【ジーク】
姉上……
【カルラ】
ジーク、忘れた訳じゃないでしょうね
私たち姉弟がリーヴェ人に
どれほどひどい仕打ちを受けたか
【ジーク】
……
【カルラ】
もう三十年近くにもなるかしら
当時、レダ王国があった北部辺境は
ガーゼルの侵略にさらされていたわ
リーヴェは戦いには無関係だったけど
人々はゾーア帝国の陰に怯えていた

私たちは、貴族の家に生まれ
何不自由なく暮らしていた
だけどある日突然
兵士たちが館を襲ったの

一家7人が囚われた理由は
母が古ゾーア人だったこと
ただそれだけの理由だったわ

両親や兄弟たちは激しい拷問の末に
ガーゼルの手先だと自白させられ
広場での公開処刑となった

集まった人々は全員歓声を上げて
ゾーア人を、裏切り者を殺せと叫んだわ
両親と3人の姉たちは火に焼かれて
苦しみながら死んでいった
今でもはっきりと覚えているわ
【ジーク】
……
【カルラ】
当時、私は7歳、あなたは4歳で
リーヴェの法律では12歳以下の子供は
処刑できない事になっていた

だから王宮の地下牢に放り込まれ
ひどい扱いを受けた
ゾーア人の子として生まれただけで
5年間も長い間
虜囚としての辱めを受けたのよ
【ジーク】
……
【カルラ】
そして私は13歳になった
広場には久しぶりの処刑を見ようと
人々が大勢集まっていたわ
歯をむき出して笑う顔、顔、顔……
もう覚悟はできていたけど
悔しくてたまらなかった

その時、グエンカオスが現れ
私を火刑台から救い出してくれたの
【ジーク】
……
【カルラ】
私はガーゼル教国で
魔道戦士としての教えを受けた
当時の教国は迫害され逃亡してきた
ゾーア人たちでいっぱいだった

グエン教皇は言った
自分はゾーア人ではないが
古の戒律を忘れた異教徒どもを
憎む気持ちは同じである

ゾーア人の復権をなすためには
ゾーア帝国を再興するしかなく
それを為しうる者はお前たちしかいない

それを拒めば、ゾーア人は未来永劫
その子孫に至るまで異教徒どもに蔑まれ
決して救われる事はないのだと……
【ジーク】
……
【カルラ】
私は15歳のとき
一人の剣士と恋をして男の子を産んだ
でも、その翌年には教皇の命令で
カナン王に近づき妾となった

愛する人と子供を残し
老人の妾になるのは辛かった
だけど私は我慢をしたわ
策謀の限りを尽くして
王を籠絡し、王妃を殺し、カナンが
教皇の思いのままに動くよう働いた

アーレス王子の娘を
拉致しようとしたのも
そのために夫人を殺したのも
グエン教皇の命令だった

私がなぜそこまでしたか
ジーク、あなたにはわかるでしょう?
【ジーク】
俺をリーヴェの地下牢獄から
救い出すためだ……
【カルラ】
ええ、バハヌーク王を動かし
リーヴェ王国に攻め込んで
あなたを取り戻したかったの

だから3年前、あなたが解放されたと
知ったときは涙が出たわ
【ジーク】
あれはグラムド大公の尽力だった
俺だけではなくゾーア人全てが解放された

だが、姉上には感謝している
奴らへの恨みも忘れてはいない
【カルラ】
ええ、あなたの身体は
25年間の虜囚生活と激しい拷問で
ボロボロになっていた
よく生きていたものだと
今でも信じられないくらいよ
【ジーク】
奴らへの怒りとガーゼル神への祈りが
俺の命をつないだのだ
奴らには必ず復讐をする
リーヴェ人を一人残らず殺してやると
25年間、ただそれだけを考え続けた
【カルラ】
ジーク、私もあの火刑台の悔しさを
忘れてはいないわ
ただゾーア人というだけで
虫けらのように蔑む人々を……

至高神ガーゼルの復活さえなれば
私たちゾーア人は解放されるの
その日のために私は
捨て石になろうと誓ったの

ゾーアの子供たちを守りたい……
そのために良人も我が子も捨てたのよ……
【ジーク】
姉上……すまない……
俺が間違っていた……
俺はゾーアの戦士だ!
もう二度と迷う事は無い!!
【カルラ】
私は祭壇に戻るわ
ジーク、ここの守りはお願いね

ガーゼル神さえ復活されれば
ゾーア人は救われるの
彼らに儀式の邪魔をさせたくないの
わかってくれるわね
【ジーク】
わかっている
この通路は私の命にかけても守る
任せてくれ、姉上
【カルラ】
ええ……
あなたも私も、あの幼い日の出来事以来
苦しみの連続だった
でも、ようやく解放されるのよ

ジーク、もし生まれ変わることができたら
今度こそ、普通の姉弟として
幸せに暮らしましょうね……
【ジーク】
姉上……
フォーカス・リュナン
【オイゲン】
リュナン様、光が見えてきました
どうやらここが終着点のようです
【リュナン】
地下道に入ってから
もう三日も歩き詰めだからな
部下たちは皆無事なのか?
【オイゲン】
地下迷宮を調べるために
分散いたしましたが
そのうち合流できるでしょう
【リュナン】
オイゲン、エンテが心配だ
僕たちだけでも先を急ごう
【オイゲン】
はっ、承知いたしました!

サーシャ以外→ケイト

【ケイト】
来ないで……
私は罪を犯したの……
もう……あなたたちの元には……
戻れません……

サーシャ→ケイト

【サーシャ】
ケイト、どうしてこんな!
【ケイト】
サーシャ様!?
【サーシャ】
逃げないで、ケイト!
ケイトは優しすぎるから
こんな辛いめにあってしまう……
私、あの人が許せない……
【ケイト】
サーシャ様……
私が愚かだったのです……
こんな過ちを犯して
もう生きては行けません……
【サーシャ】
そんなことを言わないで!
ケイトは私の大切な人
いつも側にいて、私を見守ってくれた

お願い、ケイト
もうどこにもいかないで
私はケイトがいないとだめなの……
【ケイト】
サーシャ様は……
私のために……そこまで……

……わかりました……
リュナン様に許していただけるよう
お願いしてみます
【サーシャ】
よかった、ケイト……

リュナン⇔ケイト

【ケイト】
リュナン様、愚かな私を
どうかお許しください……
【リュナン】
僕は気にしていない
ケイトが無事でよかった

サーシャもあんなにはしゃいでいるし
みんなだって喜んでいる
何も気にすることはないさ
【ケイト】
リュナン様……

ジーク初戦時

【ジーク】
我が命にかけても
儀式の邪魔はさせぬ!
対ケイト
【ジーク】
ケイトか……
無事だったようだな……
【ケイト】
ジーク
許さない……
あなただけは絶対に!
【ジーク】
ふっ……
この期におよんで弁解はすまい
来い、ケイト
私が始末をつけてやる!

ジーク撃破時

【ジーク】
くっ……姉上……
カルラ姉上!!!……
対ケイト
【ケイト】
ジーク……あなた……
どうして……
【ジーク】
ケイト……もう何も聞くな……
私は……ゾーアの暗黒騎士だ
それ以外の……何者でもない……

最後に……一言だけ……君に……
……許してくれ……ケイト……
【ケイト】
ジーク……あなた……
まさか……
答えて、ジーク!
ジーーーク!!

クリア後

リュナン・ジークのいた場所まで移動
フォーカス・リュナン
【オイゲン】
リュナン様
こやつはかつて我が軍にいた
暗黒騎士のジークですな

このような男を信じた私が
愚かでありました
申し訳ございません
【リュナン】
いや、もうすんだことだ
気にするな、オイゲン
画面暗転
【クラリス】
リュナン様、この先が
暗黒神ガーゼルが眠ると言われている
邪神の祭壇です
【リュナン】
邪神の祭壇……
伝説には聞いていましたが
本当に存在していたのですね
【クラリス】
邪神ガーゼルは
ゾーアの戦士カルバザンに宿り
百年余の間地上を支配しました
その後、英雄カーリュオンと
女神ユトナによって討ち滅ぼされ
この地下神殿に封印されたそうです
グエン教皇はその邪神を
甦らせようとしているのです
【リュナン】
巫女たちはそのための生け贄だと……
【クラリス】
はい
古文書に記されていることですが
邪神は巫女一人の命を得るたびに
少しずつ力を増して行くそうです
4人の巫女が犠牲になれば
邪神は完全に力を取り戻し
世界は闇に閉ざされるでしょう
【オイゲン】
クラリス殿
もし邪神が復活した場合
我々はどのようにして戦えば
よいのでしょう
【クラリス】
邪神を討ち果たすには
ユトナの聖剣を
もってするしかありません
普通の武器では
傷一つ与えられないのです
【オイゲン】
ユトナの聖剣?……
英雄カーリュオンが
神皇帝カルバザンを
討ち果たしたとされる伝説の剣ですな

しかし
そんなものが本当にあるのですか
私は単なる作り話だと
思っておりましたが
【クラリス】
将軍は4王国誕生にまつわる
伝説をご存知でしょうか
【オイゲン】
ええ、大体ならば……

邪神帝国が滅びた後
女神と勇者は結ばれて
この地上に理想の王国を築いた

彼らの間には4人の娘が誕生し
リーヴェ、カナン、レダ、サリアと
名づけられた

女神は地上を去るとき
王国、聖剣、腕輪を
それぞれ4つに分かち
4人の娘たちに分け与えた……
と、このような話でしたかな?
【クラリス】
ええ……
それ以来、聖剣は4本に分けられて
4王国が守ることになりました
リュナン様が手にされている
リーヴェの聖剣もそのうちの一つです
【オイゲン】
ふむ……
【クラリス】
4王家に伝わる聖剣が一つになれば
女神の力が戻るかも知れません
ですが今の私たちにあるのは
リーヴェの聖剣だけ……
これではとても戦えません……
【リュナン】
クラリス様
僕は自分の信じた道を行きます
あの闇の向こうにエンテがいる……
たとえ何があろうと
立ち止まるわけにはゆきません!